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キッズドアでは、2021年3月から三菱商事株式会社様のご支援を受け、子どもへの支援活動に関心のある団体向けに「学習支援者スキルアップ研修」を実施してきました。

10/14(金)に山形県山形市で学習支援者スキルアップ研修の成果報告会を開催しました。
前日の10月13日に「福祉サポートセンター山形」にお伺いし、学習支援現場と事務所を視察訪問しました。

アットホームな場所で、子ども達が和気あいあいと集う寺子屋のような雰囲気でした。

福祉サポートセンター山形のスタッフ松田さん、花岡さんから現場の様子や活動する上での課題などを伺いました。

冬場は
「遠方のボランティアさんの行き帰りの負担が増す」
「訪問型支援の際、積雪で訪問先の駐車スペースが限られるため、訪問回数が減ることもある」
という雪の多い地域ならではの問題が印象的で、お話を伺うまではそのような課題があることを想像できませんでした。

その地域の実情に合わせた形で活動されている皆さんの取り組みを伺うことは私達にとって貴重な学びの機会であり、他団体の方達にとっても貴重な情報です。

14日に開催された成果報告会では、
過去に研修に参加された団体の代表である、福祉サポートセンター山形の松田さま、NPO法人With優の安達さまから研修受講後の活動や成果についてお伝え頂きました。

クロストークのテーマは「地方と都市部の情報格差」
松田さんから「地方と都市部にある格差は、両方の視点を持っている人でないと気づけない」といった指摘がありました。

子どもの貧困問題は目に見え辛い社会課題の1つですが、
都市部と地域の格差も当事者同士では気づきにくいという点で共通点があります。


地方を拠点として活動する団体、また私たちキッズドアのように、都市部と地方の両方で活動している団体。

それぞれの視点から見えてくる課題や情報を共有し、今後も皆さんと共に、より良い活動を続けていきます。

【開催報告】ゼロからはじめる子ども向け学習支援~地元団体の研修参加報告や活動から学ぼう!~