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【メディア掲載】NHK「被災した子どもに格差」報告

キッズドアも運営メンバーになっている「東日本大震災子ども支援ネットワーク」の様子を取り上げて頂きました。

NHK「被災した子どもに格差」報告
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20140227/5561851.html
※動画もご覧頂けます

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東日本大震災から3年になるのを前に、被災した子どもを継続的に支援してきた人たちが東京都内で会合を開き、支援が届いているかいないかで子どもたちの間に心理面や経済面の格差が広がっているという現状を報告しました。

会合を開いたのは、被災地で子どもたちの就学支援をしているNPOや、日本ユニセフ協会、それに児童福祉の専門家などでつくる「東日本大震災子ども支援ネットワーク」です。
参加した人たちは震災から3年になるのを前に、子どもたちの現状を互いに報告しました。

このなかでは、適切なケアを受けられず心理的な傷を抱えたまま自暴自棄になったり、不登校になったりしている子どもがいることや、家庭の経済状況を察して高校進学をあきらめ働く子どもがいることなどが報告され、支援が届いている場合とそうでない場合とで格差が広がっているという声が相次ぎました。

また、教育費を援助する制度など国が設けている制度が知られておらず、活用されていない実態も指摘され、今後関係する省庁と連携して有効な対策を探っていく方針を確認しました。

児童福祉が専門でネットワークの事務局長を務める東洋大学の森田明美教授は「3年たって、むしろ格差が広がり始めている。子どもの思いを引き出すことのできる人材を養成し、徹底して寄り添う取り組みが緊急に必要だ」と話しています。