キッズドアも運営委員を務める東日本大震災子ども支援ネットワークでは、岩手、宮城、福島の中高生が参加し、震災から避難生活の中で感じた気持ちや今後の展望を発表し、共有し合うシンポジウムを東洋大学(東京・文京区)で開催しました。
楢葉町の中学3年生(当時)は、「日本の復興は、僕たち世代が為し得るのだと思います。僕たちの未来は、国や町に判断されるのではなくて、自分自身の強い意志で変えていきたい。それは、福島県民だから負う責任ではなくて、僕自身が、望む未来です。」と述べました。南三陸町の高校2年生(当時)は、「私達の成長のスピードと町の復興のスピードがあまりにも異なるため、色々な思いが交差しています。私は、将来グローバル社会で活躍する仕事をする事が夢です。なぜなら、震災後にたくさんの国へ行かせて頂き、自分の視野を広げることが人生において大切だと気づいたからです。もちろん広い意味で復興に携わっていくつもりです。」と。
住み慣れた土地を離れた子どもたちだからこそ、ふるさとへの思いが強い。年齢が上がるにつれ、視野が広くなり地元だけでなく東北、更には日本の復興に貢献したいという想いを持つ子どもたちに私たちができることを考えさせられる日でした。
※日興AM様からのご寄付を、子どもたちの交通費などに活用させて頂きました