【学習会ブログ】「恥ずかしくない性の話」

昨年に引き続き、「性」についてもっと知ってほしいとの想いから性教育の時間を作りました。
7月20日(月)は高校生向けに開催、26日(日)は中学3年生向けに開催しました。

「性」ってなんだろう?
それは、とっても大切な「生き方」の話・・・
男女の裸を見てエッチな気持ちになる、それも「性」ですが、命の誕生である赤ちゃんの姿、それも「性」です。

講師は「性教育を考える会@仙台」代表、“北山潔さん”

今回の性教育講座では、

●性的同意
●避妊(コンドームの正しいつけ方)

についてクローズアップしました。

<学習内容>

「性行為=SEX」ではない。

手を繋いだり、ハグをすることも「性行為」という認識で考える。

「性行為」をする時は、相手の同意を確認してから行う。

お互いの意思が確認できない=同意が取れていない性行為は、「性被害」や「性暴力」につながる。

自分の気持ちを大切に、「NO」と断る勇気も必要。

そして、SEXに進む前に考えてほしいことは、男女の性行為の結果「赤ちゃんができてしまうかも」ということ。
中高生の皆さんが、もし今妊娠したら、産んで育てられるのか?
正しく避妊できなかった場合「妊娠」の可能性(リスク)があるということ。
だからこそ、避妊の方法(コンドームの正しいつけ方)を学んでおく必要があること。

これからの素敵な出会いや人生のためにも、性について正しい情報を知っておくことが大事。

<高校生からの感想>

「何事に対しても同意は大事、ちゃんと考えていきたい」
「コンドームの裏表を見分ける方法が印象的でした」
「学校の授業では習わないことを学べたので良かった」
「異性との関係に気を付けたい」

<中学生からの感想>

「同意は大切と思った、性被害にも気を付けたい」
「恥ずかしくない話って言われたけど、やっぱり恥ずかしかった」
「自分や相手を守るためには拒否することも大事だと分かった」
「今まであんまり詳しく考えたことがなかったけど、今日の話を聞いてとても大切なことだと思った」
「恥ずかしくて聞きにくい話もありましたが、新しい正しい情報を取り入れられたので良かったです」
「手をつないだりすることも性行為だと聞いてびっくりしました」
「何事にも相手の気持ちを考えて行動しようと思った」
「難しくて良くわかんなかった、現実味が沸かずリアルな話に疲れたけど大事な話なんだということは分かった、でも私にはまだ早いような気がする」

<学習支援ボランティアからの感想>

「お互いに自分の気持ちを言えるような関係性を築くことが大切だと思いました」
「SEXに至るまで、性的同意のステップがたくさん必要」
「コンドームの装着方法など、自分も中高生の頃に習っておきたかった。自分も最初は裏表が分からなかったので、今回のようにきちんと説明されることは、とても意義のあることだと思う」

<アシスタントの方々>

今回は、講師の北山さんからのお声がけで、数名のアシスタントの方にもご参加いただきました。
弁護士さん・助産師さん・看護師さん・大学生・女性用シェルターの代表・妊娠にSOSの活動団体代表など多様な顔ぶれで、子どもたちを上手くファシリテートしてくださり、とても有意義な学びの時間となりました。
ありがとうございました!!

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