【学習会ブログ】タダゼミ南三陸:ワークショップ「マンダラートシート」

タダゼミ南三陸は、宮城県南三陸町の中学3年生を対象とした無料学習会で、高校入試に向かって9月から2月まで開催しています。受験に必要な教科学習だけではなく、将来の可能性を広げるための学びとして、「社会の変化」「情報の見方」などをテーマにしたミニトークやワークショップも行っています。
今日はその中から11月に実施したワークショップについてご紹介します。

「夢に架ける」〜マンダラートシートで夢や目標を具体的に!!〜

マンダラートとは、曼荼羅模様のようなマス目を作り、マス目に一つずつアイデアを書き込んでいくことで、アイデアの整理や拡大などを図り、思考を深めるというものです。

メジャーリーグで大活躍している大谷翔平選手も、高校時代にマンダラートを使っていたそうです。

① 達成したい目標や夢を書く

まず、マス目の一番中心に、自分の目標や夢を書き入れます。 すぐに書ける子もいれば、なかなか思いつかず時間のかかる子もいました 。

②(①で書いた)目標を達成するために必要なことを書く

真ん中のマスを囲む8つのマスに、「学力」「コミュニケーション能力」「人間性」など、目標を達成するために必要だと思うことを書いていきます。

「勉強が大事なのはわかるけど他に何が必要なんだろう・・」
「目標を達成するために必要なことが8つも思い浮かばない・・」

手が止まってしまう子がたくさんいました。
目標の具体化というこれまで経験したことのない作業を通して、子どもたちは自分の目標に向き合っていきます。

③(②で書いた)目標達成のために必要なことのため取り組むべきことを書く

8つのマスが埋まった生徒は、8つそれぞれのために必要なことを、さらに周りに書き込んでいきます。

「毎日1つは勉強したほうがいいかな」
「将来の仕事について調べてみようかな」

具体的な行動は考えやすかったようで、スムーズにマスを埋めることができていました 。

自分が書いた言葉一つ一つは目標と関係無いように思えますが、マンダラートにすると「目標への道のり」となって見えてきます。また、マンダラートをすると自分の夢や目標がより具体的に・鮮明に・身近に感じられるようになります。

「ここまで多くのことをやるのか」
「これなら目標を達成できるかもしれない」

それぞれ書いたマスの数は違いますが、シートの作成を通じて全員が「目標に向き合い具体的にする」という経験を得られたようでした。

学習会では、子どもたちが多様な学びを得られる場にしたいと思っています。

「勉強がわかった!」という経験を得られる場所であることは勿論ですが、「社会に目を向ける経験」「自分自身の今やこれからに向き合う経験」もできるよう、これからも日々取り組んでいきます。

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