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【実施報告】7/8働く目的を考える「ハタモク」を実施しました!

キッズドアでは、中高生を対象とした無料の受験対策講座[タダゼミ]・[ガチゼミ]を行っています。

今回は、このゼミに参加している中高生と、大学生・社会人ボランティア全員約50名を対象に、みんなで働く目的を考える「ハタモク」というワークショップを行いました。 その様子をご報告します。

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ハタモク実施レポート

学生スタッフ 浜端悠祐 (東北大学 法学部3年)

■やりたい仕事について考える

最初に全員でアイスブレイクを行いました。参加した生徒同士が親睦を深めたことで、ハタモク本番も打ち解けた状態で話すことができました。

ハタモクが始まると、まず6人1グループとなり、自分の「やりたい仕事」について語り合いました。ここでは、私も正直に自分の夢をお話しすることができたと思います。

自分の保育所時代から振り返り、通信販売のテレビショーに出ることが夢だった(←?)ことから、弁護士を志した高校時代、そして大学時代に入って目を向け始めたアパレル業界と、国際的な職業に就きたいという希望・・・。どれもハタモクを通じて「自分の夢を語る」ことがなければ振り返ることもなかったと思います。

中高生からも、「外国が大好きなので、英語を勉強して外国に住みたい」「部活で野球部だったので、スポーツに関わる仕事がしたい」など、たくさんの夢を聞きました。

 その中でも、一人の中学3年生の女の子が言ってくれた意見が印象的でした。それは、「自分の好きなことを仕事にしたいに決まってるじゃん!」というものでした。その女の子は、「子どもがとても好きなので、保育士になりたいという夢」をもっていました。これを話してくれたあと、他の生徒からも、「テレビゲームが好きなのでゲームを作る会社に入りたい」「料理が好きなので栄養士になって、食をサポートすることで人の健康を考えたい」など、とても具体的な意見が出てきました。

 ■好きなことを仕事にする

ワークショップの中では、ハタモクスタッフで社会人の與良さんも「好きなことを仕事にできるのが一番」と仰っていました。私も、自分の「好き」が仕事になればすごく楽しく生きることができると思います。そして、中高生という時期から、自分の好きなことを職業に置き換えて考えている生徒たちにもとても感心しました。

 実際に参加してくれた生徒からも、「自分の夢を正直に喋ってみて、考えが固まった」「皆の夢を聞いて、自分ももっとしっかり将来について考えようと思った」という想いを語ってくれました。

■学生ボランティアとして参加して感じたこと

キッズドアとハタモクとのコラボ企画ゆえの、良い影響もありました。なぜなら、いつも通う学校とは違うメンバーと話せたからです。恥ずかしが
ったり考えを隠してしまったりすることはなく、素直な自分で、正直に自分の夢について話せた生徒が多かったようです。

中高生にとっては、これからの選択肢を増やしながら、具体的に考えるきっかけになったのではないでしょうか。私たち大学生も、夢を語り今までを振り返ることで、就職に対する考えを客観化できました。

そして今日参加した人はみんな、働くことと自分の人生を重ね合わせて考えることができたと思います。ハタモクを通じて、ある社会人の方が仰っていた通り、「自分が『生きる』ことが一番」なのだと感じることができました。

■主催者の與良さんの想い

終了後には、ハタモクを主催している與良さんのお話を伺いました。

「とにかくみんなが楽しく話すことができてよかったです。始める前は、中高生が働くことについて話すことができるだろうか、とハラハラしていましたが、それは大人がそう思うだけで、彼ら・彼女らを信じて機会をつくることが大切だと感じました。子どもたちに大人の生き様を伝えて、少しでも将来や仕事について考えるきっかけになれば嬉しいですね

今後もキッズドアでは、様々な機会を作って、勉強をすることの意義、将来の生き方などを中高生や大学生、社会人みんなで考える時間を持ちたいと思います。

ご協力いただいたハタモクのみなさま、本当にありがとうございました。

*今回の様子は、ハタモクのホームページにも掲載されています!
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