※当活動は、JKA・オートレースの補助金による補助事業です
子どもの心のケアと自習補助等で月2回隔週で訪問している戸倉小学校の放課後クラブ。今回は、子ども達の気持ちを解放するアート・ワークショップを実施しました。(戸倉小学校 心のケアの取り組み)
日頃は体験できないアート・ワークショップ。NPO芸術資源開発機構(ARDA)に企画・コーディネートを依頼し、今井紀彰氏(いまいのりあき/写真家・美術家)による「げいじゅつ大サーカス」を行いました。
参加人数:計55名(のべ)
※内訳: 色ラボ19名、なんでもスイッチ11名、
まっすぐにくぎをうて!9人、この辺で顔をさがせ16人
みんな、各ワークに楽しく、でも、真剣に取り組みました。
○色ラボ
水の入った小さなビンに、三原色のカラーインクを一滴ずつたらします。インクが水の中で混ざって、何とも不思議! 世界に一つだけの自分の色を作りました。
○なんでもスイッチ
『スイッチを入れると想像の中でどんな夢でも叶う』という優れもののスイッチ。 子どもたちは、「らーめんやさんになるスイッチ」「せんごくじだいになるスイッチ」「シークレットガールズになれるスイッチ」など、夢がいっぱい。『スイッチ・オン』で、自分の夢が叶っているところを想像しました。
○まっすぐにくぎをうて!
ほそ~い虫ピンをまっすぐ打ち込みます。コツは金槌の芯を釘の芯にまっすぐ当てること。力の発散とコントロールを要求される作業ですが、達成感と楽しさを体験します。得意な子は、簡単に打ち込んでいました!
○この辺で顔をさがせ
身の回りにある顔に見えるものを探して写真に撮り、いろいろ書き足して生き物にして、名前をつけます。早速、ボランティアの大学生の似顔絵が!秀逸でした。
**キッズドアボランティアスタッフのコメント**
女の子達は秘密が好きなようで、校庭の隅に連れて行かれ、アイドルになりたいという女の子達の歌を聞きました。あとで「この歌を歌うとさ、気持ちが楽になるんだよ…。」と言っていて、小さい子供達から「気持ちが楽になる」という言葉を聞いて、ホロッときました。一見、元気が有り余っている感じですが、家を失ったり、家族や知り合いを失ったりしている子供も多く、年齢以上の我慢をしているのかもしれません。学校の先生方は学校を軌道に載せるのに、親も生活の再建や将来への不安に立ち向かうのに必死だと聞きます。親でも先生でもない立場の大人達のあたたかい見守りが必要なのだと実感しました。
共催:NPO法人キッズドア、NPO法人芸術資源開発機構
アーティスト:今井紀彰(写真家・美術家)
助成:JKA・オートレース、アモーレパシフィックワークショップ
企画:NPO法人芸術資源開発機構