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ボランティアインタビュー vol.3

キッズドアで生徒の皆さんに勉強を教えてくださっている、ボランティアの皆さんにインタビュー!
2020年 第3弾は、 仙台と南三陸のタダゼミ( 中学3年生対象の無料学習会 ) 、およびSリビング( 自習室 ) にて活躍中の社会人、高橋隼之介さんです!

◆ボランティアに興味を持ったきっかけを教えてください。

―中学3年生の時に震災があったのですが、私は東北にゆかりがなく、ニュースを見ることしかできませんでした。その時お手伝いできなかったという思いがずっとあったので、社会人になったのを機に仕事以外で社会貢献をしたいと思いました。

◆なぜキッズドアでボランティアを始めたのですか。

―全国転勤がある会社に入ったので、震災復興に関わりたいと思い配属先に仙台を希望しました。7月に仙台に来ることができたのですが、仕事では直接的に復興に関わることは難しくて。自分に何ができるだろうかと考えた時に、学生時代に塾講師のバイトをやっていたので、空いている時間を使って学習支援のボランティアをやろうと思いました。いくつか候補があったのですが、南三陸の子ども達に関われるという点に魅力を感じて、キッズドアで活動することにしました。

◆お仕事との両立は大変ではないですか。

―今年社会人2年目ですが、残業が少ない会社なので週4~5回ぐらい来ていることもあります(笑)

◆子ども達ともすっかり打ち解けていますよね。

―当初、Sリビングでは子ども達と話すきっかけが難しくて、あまり来れませんでした。知っている子ども達が増えていくにつれて、Sリビングも居心地のよい場所になりました。

 

◆活動はどうですか。

―教えることがすごく好きなんです。わからないことに対して、子どもが興味を持って解決していく姿にやりがいを感じます。また勉強とは別に、これまでは関われなかった世界に生きている子どもに出会えることで、自分の世界も広がったと思います。

◆子ども達の様子はどうでしょう。

―学生時代に塾で教えていた子ども達は、経済的に余裕がある家庭が多く、学力が足りない場合は授業を追加して勉強していました。それに対してキッズドアの子ども達は制限が多いですよね。塾の子よりももっとわかっていない子もたくさんいます。これがわからないんだな、と驚くこともありますが、毎週接しているとだんだんできるようになり成長を感じます。キッズドアには内気な子が多い気がしますね。年が離れた人と接する機会が少ないのではないでしょうか。最初に会った時と仲良くなってからのギャップが大きいです(笑) 素が見れるようになるのは嬉しいですね。

◆子ども達にどんなことを伝えていきたいですか。

―いろんなことに興味を持って欲しいです。普段から小さいことを気にかけて、「なぜ?」と思うことが大事だと思います。キャリアを考えた場合にも、興味があるものを見つけて、それに没頭できたらいいですよね。それで直接お金を稼げるようになるかはわかりませんが、これからの社会では生きていく方法はいろいろあると思うので、アンテナを張りながら生きていってほしいです。

◆今後もキッズドアでの活動を続けられそうでしょうか。

―4年間は転勤がないので、あと2年は仙台にいられます。次年度は多少今年より忙しくなると思いますが、今後もできるだけ続けていきたいです。

/ 2月3日 河北新報 夕刊に 高橋さんの紹介記事が掲載されました! \

 

◆仕事をしながらボランティア活動をしている高橋さん。2月15日(土)に、みやぎNPOプラザで開催される「市民活動サロン Nカフェ ~働きながらNPO~」にゲストとして登壇します。お近くの方はぜひご参加ください。

「市民活動サロン Nカフェ ~働きながらNPO~」
@みやぎNPOプラザ

詳しくはこちら

https://www.miyagi-npo.gr.jp/plaza/jigyou/npocafe_2020_0215.html

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