夏休みに入り、仙台と東京の子どもたちが合同で、東京のオフィスを周るツアーを開催しました。
ハーマンミラージャパン様(以下、ハーマンミラー)、ソニーグループ株式会社様(以下、ソニー)のご協力のもと、丸の内にあるハーマンミラー・オフィス&ショールームと、品川にあるソニーの本社スクエアに訪問しました。
中学生から高校生まで総勢18名がオフィスを訪問し、社員の皆さんと交流しました。
仙台から向かう生徒の中には、
「東京に行くのが初めて!」という子もいました。
夏の日差しが照り付ける東京駅。
丸の内のオフィス群や、皇居方面への景色は、
普段見ることのない新鮮さで日差しの眩しさも思い出になります。
まずは、ハーマンミラーのオフィスに到着後、
代表取締役の松崎勉様よりお話をいただきました。
『社会人になり、周りと比べて「自分には何も武器となるスキルがない」ことに気づいた。
そこから少しずつ英語やその他の勉強を始めていったところ、英語を使える仕事を任してもらえるようになった。武器(スキル)ができたことで、仕事での幅が広がりキャリアが培っていった。』
海外に住んでいたというお話を聞き、
子どもからは「海外で英語を使うにあたって困難だったことは何ですか?」といった質問が出ました。
『確かに困難なことがあったけど、それは日本から海外に飛び込んだからわかったこと。海外に住まなければ、困難なことかどうかもわからない。
自分だけの武器(レアキャラ)になれると、自分ができる仕事が増える。知らないことに不安になるかもしれないけど、興味があるなら、まずは踏み出してみる。』
大人としての責任は増えるかもしれませんが、
それ以上に仕事への達成感や自信が持てるようになると、人生が実り豊かなものになりますね。
ショールームでは、実際にゲーミングチェアなどに座らせてもらいました。
「このデスク、上下に動く!!!!」
「この椅子欲しいなあ~」
ショールームにあるデスクやチェアは、今まで見たことのないようなデザインばかりです。
将来、こんなエクゼクティブ・チェアに座って活躍するような人材になってくれたら・・・と引率スタッフもイメージを膨らませました。
午後からは品川にあるソニーの本社に訪問。
到着後、一般非公開のショールーム「ソニースクエア」の見学会が始まりました。
ロボットやゲームに興味がある生徒も多く、エンタテインメントロボット
“aibo”(アイボ)が踊るダンス、初めて触るプレイステーション®のコントローラーに目を輝かせていました。
ショールームの見学の後は、社員との交流会を実施。
ソニーの社員の方々は、口々に「中学時代の勉強は大切」だと言っていました。
中学生で学ぶことは、その後の高校、大学と学ぶ基礎の部分。
基礎ができていないと、次の段階にたどり着くまで時間がかかります。
また、マルチリンガル(多言語話者)の社員からは、
「言葉は使わないと身につかない。上手く話せないからと思い話しかけずにいると、いつまでたっても上達しない。言葉が多少わからなくとも、自分から話しかけていく勇気が必要」というお話を伺いました。
最後に、ソニーのシニアアドバイザーであり、子ども支援団体一般社団法人プロジェクト希望の代表理事の平井一夫様より、
「時間を有効に使い、将来に向けて備えることの重要性」についてお話いただきました。
ハーマンミラー、ソニー、2つのオフィスを訪問し、帰路に就いた際には、
「貴重な体験だった」「楽しかった」との感想が多く聞かれました。
今回のオフィスツアーを通して、
社員の皆さまから学んだことは、
「まずは一歩前に踏み込んでみる勇気を持つこと」
「一歩踏み出すと見える景色が変わる、そして未来が変わる」
「自分の武器となるスキルを身に付けるためにも、基礎の勉強は必要」です。
とても暑かったですが、非常に充実したあっという間の1日でした。
ご協力頂きました、ハーマンミラー、ソニーのご担当者様 大変お世話になりました。ありがとうございました。
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