東北での学習支援ボランティアの現場では、どのようなスタッフが活躍しているのでしょうか?
第7回目の今回は、赤尾紗紀さんです。
■名前
赤尾紗紀(あかお さき)
■大学・学部・学年
東北大学法学部4年生
■所属している部活やサークル
東北大学女子ラクロス部
週4回、朝6時半からの朝練習があります。目標は、全日本大会で二回戦に進むこと!
■参加している事業
仙台地区タダゼミ・ガチゼミ
■私のお勧めスポット
静岡県にある県道223号線です。
ここは全国初の観光用県道なんです。「フェリー海路」といって、このみちを進む船に乗ると、富士山や静岡県の綺麗な海を満喫できます。また自然が豊かな伊豆半島が一望でき、私の地元愛に一役買いました!
Q1.得意な教科は何ですか?また、教える際にはどのようなことに気を使っていますか?
中高時代の得意な科目は、国語でした。特に、「これは」「その」など指示語の解釈に気を配っていました。私は、国語はパズルのように解くものだと思っています。つまり「文章の中にある答えとなる部分を、見つけてつなげる」ことに注意を払っていました。
実際にキッズドアで中学生を教えるにあたって気をつけていることは、ただ「覚えましょう」と言ってしまわないことです。例えば、英語では、語順に注意を向けるために単語ごとにカードを作って、それを並び変える取り組みをしたいです。英語の難しさの一つに、日本語と語順が異なるということがあるので、それを遊びながら生徒に実感して欲しいと思います。
Q2.キッズドアで活動をすることにしたきっかけは何ですか?
また、活動をしてみて、やってみる前のイメージと違ったと感じたことがあれば教えてください。
私自身、一度ボランティア活動というものをしてみたいと思っていました。せっかく東北にある大学に通っているのだし……。
そこにたまたま、法学部の友人の一人がボランティアをしていたんです。その友人が活動しているのがキッズドアだったのですが(笑)その友人に声をかけられたのがきっかけですね。
やってみて感じたのは、生徒の気持ちに寄り添うことが大切だということです。大事なのは知識ではなく、その寄り添いというか、感情をいかに伝えるかだと思います。
問題を前にした子供たちの中には、それぞれ「分からない」という問題が渦巻いていて、それを「割り切って覚えて!」と言ってはいけないと思うんです。そのために、何がわからないのか、そしてどうやったらその知識を吸収できるかを考えています。
知識を押し付けるのではなく、生徒に学びとってもらいたいです。そのために、生徒の気持ちに寄り添った言葉が必要だと思っています。
Q3.最後に、大学生活やこれからの人生の目標を教えてください。
ラクロス部の話になりますが、やっぱり今のメンバーで、全日本大会に出場したいと思います。4年間打ち込んできたことなので、妥協したくないですね。
またボランティアも継続したいです。キッズドアで出会った中学生は、ほんと、みんな可愛い(笑)これからも、キッズドアの教室で一緒に学びたいと思います。
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ラクロス、かっこいいですね!
仙台タダゼミ・ガチゼミは、勉強を教えることはもちろん
赤尾さんのおっしゃっていた生徒との寄り添いを大事にする場でもあります。
学習ボランティアに興味がある!という方は、ぜひこちら(http://kidsdoor-fukko.net/?p=1857)をご覧ください。