台風一過
晴天に恵まれた3日間の「ガクボラ研修」が本日無事に終了しました。
今回の研修のメッセージは”未来志向”です。
『今何をすべきかを”未来志向”で考えることができる大学生を育てたい』
今回の研修内容は、東北事業部の佐藤陽が3か月前から情熱をかけて準備してきたものです。
普段は接点のない東京の学生10名と東北の学生10名ですが、
2日間に渡りお互いの想いを熱く語り合い、目指す方向を共有することができました。
‐DAY1‐
第一部:「シェアド・ビジョン」では、メンバー一人ひとりがありたい姿を描き、
主体性を高め合いました。
活動に参加したきっかけや、これまでの振り返りを他の学生とも共有することで、
自分はどうなんだろう?と自分のありたい姿を見つめなおしました。
ありたい姿は日々変化していることに気づき、
新しいありたい姿を描きなおすことができたと思います。
第二部:夕食後の「未来座」では、“社会視点”・“未来視点”へ思考の質を変化させました。
『今5歳の子が、20歳・30歳になる頃の社会は、どうなっているだろうか?
私たちにできることは何だろうか?』
『子どもたちの未来のために取り組みたいこと・どうしたらできるのか』
について各グループで意見を交わし合いました。
‐DAY2‐
第三部:講師は、特定非営利活動法人D-SHiPS32 代表 上原大祐 様。
上原様は、アイススレッジホッケー競技にてトリノ、バンクーバーと2大会連続で
パラリンピックに出場し、トリノでは日本人選手最多のゴールを決め世界ランキング4位に!!
また、バンクーバーでは準決勝のカナダ戦で決勝ゴールを決め銀メダル獲得に貢献されました。
2013年引退後は様々な活動を通して障害者と健常者が交わる機会を作り、
誰もが夢を持ち挑戦できる社会を創造していらっしゃいます。
今回のテーマは、
『世界はほんの少しのことで、変えられる
~無理×アイディア=可能 を生み出す力~』
と題してご講演いただきました。
上原様のお話では、『できない』ことをどうやって『できる』にするか考える、
思考をチェンジするのに必要なきっかけを作っていただきました。
第4部:- Future Space Dialogue –
『“思考の質”を“行動の質”へ移行させる』
『未来視点を具体的なアクションプランに落とし込む』
各グループごとに2日間の研修から今後キッズドアで成し遂げたいことを考え、
“何をしたいのか” “どうすればよいのか”を話し合い発表しました。
発表前には『プレゼン研修』を行い、相手に共感や感動を呼び起こし、
その後の行動まで結び付けることの難しさについて学びました。
伝えるだけでは「説明」と大差がないこと、
何度も練習を重ね、準備をすることの大切さを知りました。
-Day3-
東京の参加者は2日目の夕方までの参加でしたので、
東北のメンバーで研修の2日間とこの半年の活動を振り返り、
残り半年に向けての目標や計画を共有しました。
3日間の研修を終えた今、学生たちのキラキラした前向きな表情を見ると、
今回の”未来志向”を醸造する研修がいかに大成功だったのかが分かります。
東京の学生やスタッフ、上原様からもたくさん刺激をいただき、
想像以上に充実した3日間だったのではないでしょうか。
今回参加した学生は、普段は各学習会のリーダーとして活躍していますが、
研修で湧き上がった熱い気持ちを、ぜひ他のメンバー全員にも共有していただき、
私たちスタッフも一緒に、皆で新しい未来を作って行きたいと思います。
3日間、本当にお疲れ様でした!
キッズドア東北事業部 對馬 良美