旬の味覚を味わう。ラフランス狩りと山形芋煮の農業体験

現在キッズドアでは、「消費・安全対策交付金のうち地域での食育の推進事業」として、
1、共食の場における食育活動
2、食文化の保護・継承や日本型食生活の実践のための取り組み
3、農林漁業体験の機会の提供

を行っています。

10月21日(土)、農漁業体験の第2弾として、山形県天童市での農業体験を行いました。

天童市は日本一の山形ラ・フランスの生産地。
この日は28名の参加者の皆さんと私たちスタッフもラ・フランス狩り体験を楽しんできました。

仙台を出発し、バスで揺られること、およそ1時間半。
到着した天童市山口地区のラ・フランス農園では農業士会のみなさんがお出迎え。
ところせましと並ぶラ・フランスの木の間を抜けて、まずは農家の皆さんと挨拶。
ラ・フランスのことを一から丁寧にやさしく教えていただきました。

ひと口に「西洋梨」といってもその種類は豊富です。
原産地はトルコ周辺で明治以降、日本に伝わってきました。
今は20種類ほどの西洋梨がつくられていますが、そのうち最も栽培されている種類が「ラ・フランス」になります。

今年のラ・フランスの販売開始は体験当日から一週間後の10月27日!
解禁より一足先にラ・フランスを味見できるのかとワクワクしましたが、実はラ・フランスは収穫後すぐに食べられないと教えていただきました。

「西洋なしは、りんごなどの果物と違って、10日ほど追熟させないと食べられないんです」と説明を受け残念でしたが、
美味しく味わえる日を待つ楽しみが増えました。

農家の皆さんからラ・フランスの収穫の仕方を教えていただいて、早速収穫体験スタートです。

当日は小学生~大学生、保護者の方まで幅広い年代の方々に参加頂きました。
慣れない収穫作業にはじめは戸惑いつつも、みなさんあっという間にマスターして、籠いっぱいにラ・フランスを収穫することができました!

本来収穫したラ・フランスは天童市ラ・フランスセンターに運ばれます。
収穫体験のあとで工場の中を見学させていただきました。

「今年のラ・フランスは甘いですよ!!」と担当者の方から教えていただき、27日の解禁が待ちきれません!

お昼の時間になり、農家のみなさんと一緒に東北名物の山形芋煮会が始まりました!

芋煮つくりチーム・おにぎりづくりチーム・デザートづくりチームと分かれて調理しました。
協力しながら作った芋煮のおいしさにおかわりがとまりません。
そしてデザートにはラ・フランスをあしらった紅茶プリンが!
一足早い今年のラ・フランスのサプライズにみなさん大満足でした。

アンケートでは
「ラ・フランスをポキッともぐのがたのしかった!」
「来年もしたい!」といった声や
「ラ・フランスがお店に並ぶまであんなに時間がかかるなんで思わなかった…」
「簡単に収穫できるラ・フランスだからこそ台風がきたらすぐ落ちてしまう。農家の方の苦労が垣間見れました」と、
収穫体験を通して気づいた感想も寄せられました。

今回の収穫体験では、天童市、天童市農業士会の皆さんにご協力いただきました。
貴重な体験をありがとうございました。

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つなぐ棚田遺産で農業体験(キッズドア食育プロジェクト)

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キッズドア食育プロジェクト
「消費・安全対策交付金のうち地域での食育の推進事業」として
1、共食の場における食育活動
2、食文化の保護・継承や日本型食生活の実践のための取り組み
3、農林漁業体験の機会の提供
を開催。

2023年10月に、
①福島県二本松市での農業体験
②山形県天童市での農業体験
③宮城県南三陸町での漁業体験
農林漁業体験を企画・実施しました。